スクリプトを見る前に
メールの送信に関するファイル
では、スクリプトを見る前に、各種設定を確認しておきましょう。まず、あなたのメールサーバー、ポート番号、ユーザーID、メールのパスワードを確認してください。これが分からない方はサーバー管理者に聞いてください。
AEからメール送信するには、3つのスクリプトファイルが必要になります。
- email_methods.jsx
- emai_setup.jsx
- render_and_email.jsx
の3つです。
まず、メールのログインなど基本設定ファイルが格納されているのは、emai_setup.jsxです。email_methods.jsxはメールの送信を制御する手順が記述されています。render_and_email.jsxは、レンダリングの実行とメール送信処理を行います。
上記3つの中で主に本サイトで説明するのは、render_and_email.jsxです。しかし、他のファイルも一部設定しなおす必要があり、順を追って説明します。
email_methods.jsxの設定確認
メールの送信設定を始める前に、ネットワーク管理者からメールサーバのポートに関する情報を確認しておいてください。
契約しているサーバによっては、スパム対策やウイルス対策のため、Outbound Port25 Blokingといって、送信に必要なポートを閉じて、その代わりにサブミッションポートを開放しているプロバイダがあります。
これによりデフォルトの設定では、ポート番号の違いによりメールを送信できないこともあります。
では、メニューからファイル>スクリプト>emai_methods.jsxを選んでください。
smtpの設定
emai_methods.jsxを開き163行目を見てください。
(このサイトは、AfterEffects Ver7に付属のスクリプトを使用しています。よってCS4など最新版のAfterEffectsを使用されている場合は、行番号が異なることもあります)
ここではsmtpポート番号が25になっています。
あなたの会社で契約しているプロバイダのsmtp serverが25番ポートブロックをしてサブミッションポートを使用している場合は、この数値を書き直す必要があります。
右図163行のところを、ネットワーク管理者から教えてもらったポート番号に書き換えてください。多分、サブミッションポートの番号は465番か587番になると思います。
popの設定
また、サブミッションポートを使用している場合は、Pop3も変更の必要があるかもしれません。
右図では293行目のPop3が110になっています。
もし、Gmailを使用しているのであれば995に変更します。
いずれの場合もネットワーク管理者に確認するようにしてください。ここまで完了したら保存して閉じてください。
では、次の設定に行きましょう。